フローリングの塗装

フローリングの話の続きです。
今回は表面の仕上げのはなしです。
まずは↑の写真。 床の仕上げはチークにウレタン塗装したものです。
先に言ってしまいますが、仕上げは床に限らず
住まい手の家に対する姿勢でまったく違ってきます。
いかにも人の手で作ったというのがわかる不均一さや
同じものが一つもない天然材料を楽しむおおらかな人もいれば、
キズひとつなくいつまでもキレイなままを保ちたい人もいます。
自分のスタイルに合わせて仕上げ材料も選ばないといけませんね(●´3`)~♪
まず、フローリングの表面仕上げは大きく分けると
①化学系塗装(ウレタン塗装が代表的)
②自然系塗装(天然油脂、つまりオイルですね)
③ワックス(蝋<ろう>のこと)
ということになります。
①化学系塗装
木の表面に強い塗膜をはります。キズに強い・汚れに強い、手間いらずと言ったらこれ。
土足で歩く店舗や、体育館ではこれらの性能が発揮されます。同様に
自身でメンテナンスが困難なお年寄りの住宅などにも適してます。
ウレタンと言うとツルツルピカピカというイメージがありますが艶消しもできます。
また、工場塗装品なら仕上がりも均一で安定しているので住み手が決まっていない
マンションや建売などではクレームになりずらくデベロッパーにやさしい塗装です。
残念なのは、この強いコーティングにより木の質感がそこなわれてしまうこと。
何年たってもの木の味はでません。万が一塗装が傷んだり塗り替えたりする場合は
DIYはないでしょうね。プロに頼むことになるのでお金がかかります。
そんなにかかるんだったら貼りかえちゃおう!となるか、あるいは放置のどちらかです。
②自然系塗装
天然油脂の亜麻仁油やアザミ油、エゴマ油なんかをつかったオイル仕上げです。
いろいろ加工してるみたいだけどワトコオイルやクランプオイルなんかは
このたぐいに入るんだと思います。
木にオイルが浸み込んで保護します。見た感じ木は濡れ色になります。
なので赤みや黄みなどの木の持つ色見が立ち風合いがよくでます。
ウレタン塗装にくらべると手間がかかりますがDIYできます。
ちなみに我が家は年末大掃除の時にクリーナーで汚れをふき取り塗りなおしています。
とは言え、味ということで気にならなければやらなきゃいいだけなので・・・・
③ワックス
蜜蝋やカルナバワックス、カンデリラなどなど
オイルのように木に浸み込むんではなく表面に薄い膜を貼ります。
体感的にはイメージどうりちょっとハゲ易いかもです。
ただ、濡れ色にならないので白木の白さを生かしたい時は
これを選びます。 といいつつオスモのチョイ白入ったやつ使うなーʅ( ‾⊖◝)ʃ
フローリングの仕上げは、塗装が同じでも木の表面の粗さによっても様子が変わります。
意外と奥が深いですな(´c_` )ホー
こんなに書くつもりなかったので写真が少ないなー^_^;
次回は犬と床Ⅱ いきますよー!
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